私の16番ゲージ鉄道模型ライフ 06/3/8
T.Tさんの作品集。
マガジン読者の方で、続々と作品をものにしているT.Tさんの作品を
ご覧頂きます。いずれも中古品ベースの作品で、加工されたりレストア
したものばかりです。解説はT.Tさんから頂いたものです。
ディテールを控えめにして、製品の味を残されているのが印象的です。
↑「アダチ C62」
旧製品のベースキットをストレートに組み上げました。元々走行本位ですので、
上回りを中心にポイントとなる箇所についてロストパーツを追加しました。
空気作用管については、ジグを作成しましたので量産が可能となりました。
↑「アダチ C62」
キット組の再生です。一連の中で、一番苦労しました。なぜか前オーナーが
中途半端にランボードの擦り合わせをしており、横幅が寸足らずでした。
このため、横幅をスケール寸法の33mmとする必要があり、当然、シリン
ダーブロック、モーションプレートその他、全体的にそれに合わせて寸法を
詰めました。寸法詰めの影響は、ロッドや動輪の遊び量、先台車の振れにも
現れ、いっそのこと13mmにした方が楽でした。
↑「カツミ ダイヤモンドシリーズ C62」
ジャンク再生をしていると 2両から1両とする場合もあり、余剰パーツで
下回り、テンダーについてヴァージョンアップしました。
こうして3両C62を見比べて、プロポーションはそんなに悪くないと再認識
しました。
↑「カツミ SLシリーズ D51」
キャブ天井及びデフがつぶれたものの再生です。カツミの塗装は丈夫で、剥離
しようとすると一苦労します。これの再生の場合、ポイント的にバーナーで炙り、
塗装を剥がさずに再生しました。
↑「カツミ C53」
ランボード、フロントデッキ等の半田が甘くなっていたものの再生です。
雰囲気を壊していたスチームドームを、珊瑚のD50用と交換し、引き
締まりました。
↑「天賞堂 C51」
天賞堂C51のキットをストレートに組みました。TPE方式の物でした
ので、まず最初にそれぞれの軸位置(レール面に対する水平)を出してから
でないと、ロッドの調整ができない等手間がかかりました。
↑「アダチ C57」
アダチ旧製品のバラキット組です。運転本位にポイントとなる箇所について
ロストパーツを追加しました。撮影時、ネジ止めをしていなかったので、
シリンダー上部に隙間が開いてしまったのはご愛嬌です。
↑「KATO EF58」
プラ加工第一作目です。お手軽工作のつもりで気を抜いてしまったのが
後まで影響しました。手すりその他は、決して裏側に飛び出さない用に
しないと、ガラスの差込や上下の取付に齟齬をきたします。
↑「KATO EF58」
前作の轍を踏まないよう手すり等については、ガラスを差し込んで
から後付けとしました。
↑「天賞堂 EF15」
初期製品を再生しました。経年変化により プラパーツは外れたり変形
したりしましたので、形状修正の上、再塗装をしました。
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