私の16番ゲージ鉄道模型ライフ 13/03/10
マイウィークエンド カツミ製 自由形東海型電車
↓一見スケールものの153系に見えますが、フリースタイルの東海型電車です。
↓同社製165系がベースですが、2両にまとめるためパンタ付先頭車が
出来上がりました。形式クモハ153です。
↓そのパンタ付近。避雷器が無いだけで165系と同じです。
↓レタリングはデカールのようです。
↓クハ152はナンバーが02となっています。
↓分解すると、室内灯が無いだけでライト接点も装備しています。
初心者向けの簡易製品ではなく、スケールものに準じた製品であることがわかります。
↓窓ガラスの取付は窓柱ごとに接着剤を塗っていますが、
どこもはみ出して汚い仕上がりです。窓枠はハンダ付で銀色塗装。
↓窓ガラスは歪みもあるので交換します。
↓先頭部と貫通ドア部のガラスは再利用です。
↓クモハの車体角はハンダが外れていました。
↓窓ガラスを外すとブリキ製窓枠の地が見えてしまいます。
↓車体アングルもブリキ製のようで、クハはかなり錆びています。
↓これもクハの先頭部、ハンダ付も外れています。
↓クモハでは連結面寄りドア下に歪が。
↓反対側も同様。
↓2箇所とも低温ハンダで補修します。
↓クハ側面に引っ掻いたような傷。耐水ペーパーで研磨→ピカールで研磨→
修正塗りという作業で対応しましたが、意外と深い傷なので残ってしまいました。
↓ドア下部の歪みはペンチで慎重に修正しました。
車内の窓枠部で塗装が剥げた部分は補修塗り。
↓ハンダ付け後、修正塗りしておきます。
錆びた部分もキサゲで磨き、同様に補修塗り。
↓他の修正塗りも完了し車体の作業は終了です。
↓動力は高さの低いDV18Bが付いているので、鉄板製床板に吸い付きます。
また台車もこれだけDT32(カツミドロップ製)なので交換が必要です。
↓とりあえず分解して清掃。DT32はストックしておきます。
↓モーターはDV18Cに交換。
台車は先頭側に付いていたTR58に交換します。
↓不足する台車は天賞堂製とカワイ製TR58を使います。
↓手前側はカワイ製。製造時期にもよりますが「カワイ」の刻印以外
カツミ製とまったく同じものがあります。
↓下回りも完成しました。
↓ホロ枠も一旦外し、錆び落とし後、灰色を塗っておきます。
↓先頭部窓ガラスは元のパーツを磨いて再利用。
窓ガラス押さえも装備していますので接着しません。
↓パンタはこの状態なので修理します。
↓一旦分解後、歪みを修正。外れたハンダも補修します。
↓スプリングを補充して修復完了です。
↓今回、車体を止めるビスが、各車1か所ずつきつい場所がありました。
無理にねじ込まずにこのままにして、車体に無理な力が掛からないようにしました。
↓完成しました。一見クハ153です。
↓クモハ153も完成。今回は1日で2両完了しスピード再生となりました。
↓この製品は「東海」という名称。箱の大きさから2両セット販売のようです。
価格は当時の165系から推察すると、2両セットで5,000〜
6,000円程度でしょうか。意外と高い製品だったと思います。
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↓TMS64年6月号のニットー教材広告に掲載されています。
しかし、カツミの広告には登場していないようで、詳細はよくわかりません。
↓遠藤商店のカタログです。
↓このカタログ右下に、この東海型が登場します。昔から変な製品と思っていました。