私の16番ゲージ鉄道模型ライフ     11/01/24

    マイウィークエンド モデルアニメート製 C52を再生する その1

  ↓ 発売当時は見ることさえも出来なかった高級製品。縁あって手元に来ました。

多少古びてはいますが、こんな立派な箱に入っていました!

 ↓これも少々くすんでいますが、劣化しないスポンジのおかげで

箱の中身もオリジナル状態です。

↓第一印象は凄い!のひと言。いつものようなセミスケール(玩具的?)な

模型が好きな人間からすると、驚くほど精密模型です。

↓とは言え、中古製品ということに変わりなく、問題点もあります。

まず機関車車体が傾いていることと、テンダーに外れた部品らしきものが

テープで固定してありました。(間違いなく先台車のバネ受けワッシャ)

 

  ↓バルブギアまわりは良く出来ています。

↓しかし反対側はコンビネーションレバーが曲がっています。

↓ロッドも往年の輝きがありませんが、車輪もメッキが曇っています。

   

   ↓これだけの製品ですが、モーターは私にとってお馴染みの棒モーター。

棒モーターにサガミのシールが珍しいです。

   

   ↓ロストパーツ満載のシリンダー。一応中央シリンダーも表現。

   

   ↓後部には同じく中央シリンダーのバルブのパーツを模したものがあります。

かなり埃っぽいです。

   

   ↓これだけ見ていると、いつもの旧式蒸機完成品と同じです。

ギアボックスにNIWAとあります。走行音は普通の蒸機と変わりません。

 

↓従台車まわりはモーター台のクッションにスポンジを使ったため、

劣化した粉状のもので汚れています。

  

 ↓モーションプレートに砂撒き管が付きます。足回りを分解します。

  

 ↓外したシリンダーの前後です。

  

  ↓動輪押さえ板にブレーキロッドが付きます。第2動輪の後部砂撒き管もここにあります。

   イコライザーでなく昔ながらの軸バネということで、ある意味私好みです。

   

↓外したメインフレーム。従台車まで一体です。

 

 ↓メインフレームに担いバネがハンダ付けされているのがわかります。

先台車上部のフレームリベットは何と植え込み!

 

 ↓動輪はしっかりした印象で繊細さはありません。バランスウェイトの裏は掘り込んであります。

  

↓少々曇ってしまったロッド類。サイドロッド油壺の突起は洋白線?のハンダ付け!

ロッド類は厚みも考慮され甘さもなく出来は上々です。

  

 ↓曲がってしまったコンビネーションレバー。このあたりのパーツは

すべてロストのようで、関節もフォーク状になっています。

近寄ると曇っているのが良くわかります。

  

↓押さえ板のブレーキシューもロストのようです。従台車も側枠も同様。

従輪の押さえ板にディテールが付きます。

 

 ↓先輪は片方が排障器に当たって外れません!従台車は後部のハンダ付けが外れていました。

  先従輪はスケール通り11.5ミリを使用。

 

↓各部を清掃後、再組み立てを行いました。ロッドや車輪の輝きが戻りました。

車輪は真鍮磨き、ロッドはキサゲ作業です。

 

 ↓モーターと従台車を取り付け一旦完成した下回り。

 

 ↓上回りではボイラーウェイトが鉛板で出来ていました。これってオリジナルでしょうか?

とりあえず別のパーツ(宮沢C58用)ウェイトを使用するので外します。

 

  ↓当然ながら?煙室扉は開閉式。煙室内ディテールも完備!

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