私の16番ゲージ鉄道模型ライフ 04/10/09
TCC(東京カプラーサークル)の運転会へお邪魔しました。豊島区立千早教育会館にて9月26日取材。
模型サークルとしては、1964年創設の長い歴史があるクラブです。一貫して社会人の集まり
というコンセプトのもと、現在も活発に運営されています。
↑クラブ用として組み立て式レイアウトはありませんが、エンドウ製レールを使用、適宜組み合わ
せて通常は運転をされているそうです。やはり収納場所や移動などに便利だそうです。最近ダブル
クロスポイント3基を購入して組み込んだとのことでした。
↑4本の列車を同時に運転できます。ポイント関係の操作はダブルクロス3個と一部の本線に入る
ポイントのみ電動式となってます。
↑当日参加された方の持参された車両一覧と会場脇に積まれたレールの空き箱。
↑パックに関してはすべて自作品を使用しています。配線作業にやや手間取ることもあるそうです。
↓当日参加した車両の一部をご紹介します。
まずは秀作のEF10です。パンタなども含め全自作という長谷川欽蔵氏の作品。長谷川さん
は、クラブ創設間もない頃からのメンバーで旧型電機の自作など手掛けています。当日は同様
な自作EF11も持参されていました。
↑ディテールの潰れを考慮して未塗装仕上げですが、長い年月が経ちそれなりの味わいが出て
きた外観がひとつの特徴です。スプリングでロックされたモニター部から注油が出来ます。
↑旧型電機のハイライトはやはり下回りでしょうか。イコライジングはしませんが各軸とも
可動式になってます。独特の鋳鋼台車も自作です。
↑実機より大きく拡大しても荒れを見せない下回り。パンタも自作で繊細な仕上がりです。
↑実際に実機が健在の頃、取材されたそうで、その当時の写真もご持参されていました。
右写真は、このロコの他同時に手掛けられた旧型EF級の自作に使われたパーツと
冶具もご持参。
↑台車のリンク類はプレスで製作。また右写真はパンタ自作用の冶具です。
↑こちらは杉江俊男氏のアダチ製スハ32系キット組み立て作品。基本的にキットを素直に
組んだ物ですが、スハニには動力を組み込み、重量級のこれら客車で編成された牽引機に
大きな負担を掛けないようになっています。食堂車などのインテリアはこれから塗装する
とのことでした。杉江さんも創設間もない頃からのメンバーです。
↑杉江さんの再生されたカツミ製C51。この他、同じカツミC51をもう1両とカツミ製
C53をこの列車牽引に当てていますが、C51の1両とC53は無動力とし、スハニの動力
だけで走行させることが出来ます。右写真は小楠 巌氏持参のマルチプルタイタンパー。プラ
完成品のようですが自走します。この他、京都電気鉄道8号(Oスケール/16.5o)なども
ご持参されておりました。小楠さんは最近は安楽マニアとの事ですが、相当のベテランで、
やはり中心的メンバーです。
↑碓氷峠の車両がお好みという後藤義英氏製作のエンドウキット組み立てEF63です。
形式的に組み立ても手間取りそうでなキットですが、最後の塗装仕上げが決まっています。
↓こちらは旧作のひかりキットベースのEF63です。茶塗りで仕上げ登場時の雰囲気に
まとめられています。
↓こちらも後藤さんのエンドウキット組み立て、EF62です。EF63は2組4両、EF62
も、もう1両待機していました。
当日はこの他に 印牧和治氏製作によるペーパー製西武鉄道モハ311系が午前中に
参加され、また片峰義行氏もエンドウ製キハ181系をご持参されておりました。
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